書きかけの相談を失わないために。当サイトのフォーム改善記録
当サイトで公開した入力再開・任意の一時保存・エラー修正の設計を紹介。確認できた動作と、まだ測れていない問い合わせへの効果を分けて記録します。
こんな方へ:Webからの問い合わせを受ける中小企業・ECの担当者
制作にはAIを補助的に使用しています。出典・編集方針について
この記事で持ち帰ること
入力のやり直しを減らすには、項目を減らすだけでなく、途中から戻れることと、送信後の状態が分かることまで設計します。
2026年9月6日時点で当サイトに公開した機能と確認方法の記録です。問い合わせ率、受付件数、受注の改善は未測定です。
- 書き始める
相談本文は任意。必須は名前とメールだけ
- 途中から戻る
保存を選んだ同じタブで、入力を再開する
- 受付結果を確認する
Googleの新しいタブで結果を確かめる
「また最初から」を減らす設計にする
相談を書いている途中で、別の仕事に呼ばれる。スマートフォンで資料を確認して戻る。そうした場面でも書き直す負担を増やさないことを狙い、当サイトの問い合わせフォームを改修しました。これは設計の仮説であり、離脱した方への聞き取りで理由を確定したものではありません。
対象は当サイトのフォームです。受付先のGoogleフォームは維持し、名前とメールアドレスの二項目だけを必須にしました。相談本文は任意で先に置き、会社名や相談種別も任意にしています。詳しく書くことを、相談を始める条件にしない構成です。
入力の再開と、保存しない選択を用意する
一時保存を有効にすると、同じタブ内に下書きを保存し、再読み込み後に戻します。期限は最後に入力内容が変わってから最大24時間。画面を見直しただけで期限が延びない設計です。保存をオフにするか下書きを削除すると、保存分を消し、開いている入力欄は残します。
別端末や別ブラウザへの引継ぎ機能ではありません。ブラウザの制限で保存できない場合は、その旨を表示して通常の入力を続けられます。期限切れも開いている文章を突然消す処理にはせず、保存の状態と現在の入力を分けています。
| 利用者の場面 | 実装した対応 | 残る条件 |
|---|---|---|
| 入力途中で再読み込み | 同じタブの下書きを復元 | 保存が有効で期限内の場合 |
| 端末に保存したくない | 保存停止・下書き削除 | 現在の入力欄はそのまま残る |
| 書き直す場所が分からない | 項目ごとの説明と最初のエラーへ移動 | 送信前に利用者が修正する |
表が画面に収まらない場合は、横にスクロールできます。
入力エラーと、受付結果を混同させない
送信時に未入力やメール形式の問題があると、該当欄の近くに理由を示し、最初に修正する欄へ移動します。名前やメールの自動入力も使える設定を維持しました。インターネット未接続を検知した場合は送信を止め、入力内容を残して案内します。
有効な入力は、ブラウザから既存のGoogleフォームへ送り、新しいタブで実際の受付結果を表示します。元のページだけでは受付を確認できないため、送信操作直後に成功とは表示しません。入力は残し、利用者が受付結果を確認した後に消せるようにしています。
公開された機能と、検証の範囲を残す
改修時には、下書きの復元・期限・保存停止、エラー修正、送信操作後の入力保持を自動テストとブラウザ操作で確認しました。スマートフォン相当の幅でも表示を確認。ダミー情報の送信はローカルの確認用受け口で行い、本番Googleフォームへの試験送信はしていません。
公開時のファイル照合記録に加え、この記事の作成時にも公開中のフォーム用スクリプトを取得し、手元の実装との一致を確認しています。これは機能が公開されている証拠です。実際のお客様が再開できた件数、Google側の受付件数、問い合わせ率や受注への効果を示すものではありません。
- 実物は当サイトの問い合わせ欄で確認できます。確認だけなら送信する必要はありません。
- 入力内容を解析用イベントやURLに含めない設計です。計測サービス側の受信結果は別途確認が必要です。
- タブを隠した操作は離脱確定とせず、送信操作と受付・受注も分けて扱います。
BEFORE YOU START
着手前の確認リスト
- 本当に必要な必須項目と、相談後に聞ける項目を分ける。
- 入力が残る条件・期限・削除方法を利用者に伝える。
- 修正する場所と理由を、入力欄の近くに示す。
- 自分のサイトで観測できる状態と、受付先で確認する状態を分ける。
- 機能の動作確認と、問い合わせや受注の効果測定を別に記録する。
参照した資料
制度やサービスの仕様は変わることがあります。実際の利用時は、リンク先の最新情報もご確認ください。
- 当サイトのお問い合わせフォーム
当サイトで公開している対象機能。実際の申込みをせず表示を確認できます。操作による保存状態はブラウザの条件にも依存します。
確認日: - 当サイトの公開フォーム用スクリプト
公開ファイルのHTTP 200と手元の実装との一致を確認。下書き保持・期限・検証・送信状態の根拠であり、問い合わせ増加の証拠ではありません。
確認日: - MDN:sessionStorage
タブ単位の保存と再読み込み、保存できない環境に関する仕様を参照。最大24時間は当サイトで設けた期限です。
確認日: - W3C WAI:フォームの通知
利用者が入力の誤りと修正方法を把握できる通知設計を参照。当サイトのアクセシビリティ全体への認証を意味しません。
確認日: